ひなかざりの準備やってます
更新日 2017/02/28
立春を過ぎましたが、このところ雪が多いですね。
みなさんの地域はどうでしたか?
新城は山間地域以外ではほとんど積もらず、冷たい雨がたっぷりと降って大地を潤しました。
そして今日はとても強い風が吹いています。
冷たい中にも少しぬくもりを感じる風です。春一番になるのでしょうか?
さて、来週末に行う「新城の繭でつくるひなかざり」イベントのお知らせです。
新城には、現在2軒の養蚕農家があります。
少し前には何百とあった養蚕農家も、愛知県ではこの新城に2軒のみとなってしまいました。
公園ではこれまでも何回か繭を使ったイベントを行ってきましたが、毎回とても好評です。
今回はその貴重な新城産の繭を使って、ひなかざりをつくります。
できあがり見本はこんな感じ。
開催を1週間後に控え、準備も大詰めに入っております。
ちなみに、みなさんは繭の中身って何が入ってるか、ご存知ですか!?
本番では中身を出してしまった後の繭を使っていただくので、ここでちょっとご紹介したいと思います。
虫類が苦手な方はご遠慮くださいね。
中身を出しています。
白いのが繭。
そして右にあるのが、中身です。
もう少し近くで見てみましょう。
カッターで繭を切ると・・・・
パカッ
こんな風景が見られます。
これ、ご存知の方も多いかと思いますが、中身はお蚕さまです。
白いお蚕は、繭を作ると中でこのようなサナギの状態になります。
サナギの上にくっついているのは、幼虫からサナギへ変体するときに脱いだ皮です。
お顔をアップ。
もうちゃんと触角やら羽の形もわかります。
ですがこの子達はもう羽化することはありません。すでに死んでしまっています。
昨年の春にできた繭を冷凍庫に入れて保存してありました。
地域によっては、蚕のサナギを食べるところもありますね。
この辺りでは食べられなかったようですが、魚の餌などに利用されてきました。
今回使わせていただく繭のお蚕さんも、公園の池の鯉の餌となります。
お蚕さんの命を大事に使わせてもらいましょう。
イベントの詳細はこちらから。
まだ定員には少し空きがあります。
お申込は、公園管理事務所 0536-25-1144 までお電話ください。